高等専修学校 / 技能連携校 とは


 高等専修学校とは?

 高等専修学校(専修学校高等課程)は、中学校を卒業したみなさんが、少しでも早く自分の夢や目標に近づくために、専門知識を学べる学校です。
「専修学校」は、「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上を図ること」を目的としています。
 専修学校には、以下の3つの課程があります。

 
 本校は、滋賀県の認可を得て設置された、1の「高等専修学校(専修学校高等課程)」です。高等学校と並ぶ正規の後期中等教育機関として、一般的な高等学校の枠を超えた多様な教育を行っています。

技能連携校とは?

 本校は「技能連携校」です。技能連携校とは、技能連携制度を利用して、専門的な勉強をしながら通信制高校で高校卒業資格取得を目指すことのできる学校のことを指します。

 技能連携制度とは、高等専修学校に入学すると同時に広域通信制高等学校にも入学し、専修学校で取得した単位を、通信制高校の単位として組み込める仕組みのことです。高等専修学校は「専門的な授業や実践的な体験を行う教育」を、通信制高校は「一般的な高等教育」を行います。2つの学校の長所を取り入れ、両方を学びながら、3年間で高校卒業資格と専修学校卒業資格を同時に取得することができます。

 「2つの学校」というと、学習量が多く大変なイメージを持つかもしれませんが、技能連携校で学ぶ専門科目の学習は、最大1/2まで通信制高校の卒業に必要な単位として認められるため、専門科目を学びながら効率的に高校卒業を目指すことができます。

 本校はこの制度を利用し、3年間で高校と専修学校の同時卒業が可能です。
専修学校でファッション・カルチャー科の科目を学ぶとともに、大阪府茨木市にある向陽台高校と連携し、通信制の教育課程をおこなっています。
そのため、一般的な教科の勉強をしながら、本校ならではの独自科目を学ぶことができます。その中で、好きなことを見つけて、得意なことを伸ばしていってほしいと思っています。

 なお、一般的な通信制高校は、「スクーリング」という単位認定に係る授業に関しては、連携先の本校で受けなければならない学校がほとんどですが、グローバルキャリア高等専修学校では、「スクーリング」もすべて当校でおこないますので、大阪府茨木市の向陽台高校に通学する必要はありません。

少人数・個別での指導

 

 1学年の人数が20名以下なので、落ち着いた環境で、少人数・個別での授業や活動をおこなっています。
授業の中で、「質問したいけど手を挙げづらい」といった心理的なハードルが低く、わからないところをすぐに質問できる環境が整っています。
 中学校までの学力に不安のある方も、ご本人のレベルやペースに合わせて学習を進めます。授業の進め方は、生徒一人ひとりの理解度や学習進度にあわせて柔軟に調整しています。たとえば、つまずいている単元があれば立ち止まって丁寧に解説し、理解が早い分野ではテンポアップして進めるなど、きめ細かな指導をおこなっています。生徒自身が「わかった」「できた」をたくさん感じることができる学校です。

 生活面においても、それぞれの生徒の個性や状況に合わせ、学校全体で丁寧な指導をおこないます。様々な事情により、初めは毎日通学するのが難しい方も、3年間で少しずつ生活のリズムを作り、卒業後に社会と関わっていけるよう、教職員がサポートします。

本校の特徴

本校では、次の2つを学校のテーマとして掲げています。


基本的な教科の学習以外にも、ビジネス文書や調理の授業、職業体験、ボランティア活動などを行います。高校卒業後も自分で生きていく力や、社会と関わっていく力を身につけます。


書道・華道・手芸などの授業や、校外活動を通して、様々な創作活動・体験をします。その中で自分の好きなものを見つけ、これからの生活をより楽しく、過ごしやすく送る工夫を学びます。

以下のように、実践的な授業を多く取り入れています。

授業カリキュラム・授業時間

< 授業カリキュラム >

※変更となる場合があります。

< 授業時間 >

※年次や曜日によって終了時限が異なります。

外国にルーツをもつ生徒の受け入れ

 2025年4月より、外国にルーツのある生徒の受け入れを開始しました。
日本語を母語としない方も安心して無理なく学ぶことができるよう、本校では以下のポイントを大切にしています。


また、日本語を学びたい方のために、以下のようなコースも設置しています。

学ぶ方ご本人や、ご家庭の事情を考慮し対応させていただきます。
様々な形で学びの提供が可能です。詳細はお気軽にお問い合わせください。


理事長挨拶

 本学園は1943年に滋賀県水口町で洋裁研究所として開設いたしました。そこから80年にわたり「実学教育」を教授することを基本とした学校運営を行ってまいりました。

 1969年より技能連携校として高校や短期大学と提携を結ぶと共に、高校卒業資格は勿論、他の資格取得も同時にできるように対応してまいりました。1990年に学校法人として認可を頂いた後も、それまで以上に生徒・学生の満足度を上げる教育を心がけ取り組んでまいりました。

 そして、数多くの学生が本学園を卒業し、各方面で活躍しております。
令和を迎え少子化が叫ばれる中、本学園は変化することを恐れず、さらなる質の高い教育を提供できる学校運営をおこなってまいります。
時代に合った専門性の高い教育カリキュラムをご提供しつつ、世の中から求められる学校・学科を開設していきたいと考えております。
その上で、今後も「実学教育」を基本とした教育を、国内のみならず留学生にも教授できるような学園づくりに励む所存でございます。

皆様におかれましては引き続きお力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。

学校法人彩寿学園 理事長 齋藤 桂三


校長挨拶

 グローバルキャリア高等専修学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
この度、校長として着任いたしました篠塚 良子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 本校の特色は「技能連携校」として、通信制高校と専修学校両方の科目を組み合わせて学習することです。そのため、一般的な教科の勉強を
しながら、本校ならではの独自科目を学びます。少人数制で基礎基本の学習から大学入試に対応する学習まで、自分のペースで学習を進める
ことができます。

 また、2025年4月より、外国にルーツのある生徒の受け入れを開始しました。
日本語を母語としない方も安心して無理なく学ぶことができるよう、日本語指導の経験がある教員が学校全体でいろいろな工夫をします。

 教職員一同、生徒の皆さんの想いに寄り添いながら教育活動を進め、充実した高校生活を送れるようサポートしていきます。
これからも生徒一人ひとりが自己の可能性を伸ばし、自分らしさを大切にして社会に羽ばたけるような学校作りを続けてまいります。
今後ともご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

グローバルキャリア高等専修学校 校長 篠塚 良子

沿革
2025年 学園名を「彩寿学園」に変更
学校名を「グローバルキャリア高等専修学校」に変更
2023年理事長 齋藤桂三 就任
2021年理事長 長良秀昭 就任
2020年男女共学化
学校名を「向陽台水口専門学校」に変更
2005年理事長 長良逸子 就任
2001年初代理事長 勲五等宝章を皇居で授与
1995年文部大臣指定校(専門課程卒業者に専門士の称号授与)認可
1990年「学校法人長良学園」として滋賀県から認可される
初代理事長 長良正 就任

向陽台高等学校の卒業年数が4年から3年に短縮される。
1988年高等課程(3年終了)大学入学資格付与校に指定される
1979年労働大臣指定校となる
1975年学校法教育法一部改正により「専修学校制度」創設
『専門課程』『高等課程』認可
1969年向陽台高等学校と技能連携校となる
(4年間で高等学校被服科卒業)

滋賀県教育委員会指定

近畿大学豊岡女子短期大学と連携結ぶ
1968年東京文化服装学院の連鎖校となる
1965年小泉製麻株式会社(湖東町)「清明高等学院」と提携を結ぶ
1956年滋賀県甲賀郡水口町新町(現在地)に移転
1952年学校名を水口女子専門学校と改称
1948年甲南、土山教室を統合
学校名を「水口洋裁女学院」とする
各種学校として滋賀県知事より認可される
1945年終戦と同時に洋裁研究所再開、生徒増となる
進駐軍が洋裁視察に度々来校する。

甲南町と土山町に洋裁研究所を増設する
1943年滋賀県甲賀郡水口町米屋町に洋裁研究所を開設
所長 井原逸子 就任